
無限に食べても太らない超低糖質で超低カロリーのフライドチキンがあったら夢のように思いませんか?しかもダイエット中でも食べられるとしたら?今回お伝えするのは、その夢のようなレシピです。以前お伝えした豆腐のフライドチキンよりも、さらに低カロリーです。ぜひお試しください。
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私がこのレシピを好きな理由
- 美味しい簡単:何よりもこのレシピは美味しいです。平茸の肉厚な食感とザクザクの衣の食感、この2つだけでもとても美味しいのに、そこに対して自分の好みのスパイスを加えたり、ディップソースを用意したりすることができます。それでいて粉をまとわせて揚げるだけなので、調理用温度計さえあれば誰でも失敗の心配なく作ることができます。
- 低カロリー:某有名店のフライドチキンは小さなものでも1個当たり218kcalあります。一方でこのフライド平茸は1個当たり74kcalしかありません。そのためダイエット中でもいっぱい食べられます。
- 低糖質:某有名店のフライドチキンは糖質が9.1gあります。一方で、このレシピでは1.8gしかありません。そのため糖質制限中でもたくさん食べられます。
- ベジタリアン:このレシピはベジタリアンの方でも一緒に楽しむことができます。バッター液と衣を変えることで簡単にヴィーガン食に変えることもできます。ちなみに私はベジタリアンやヴィーガンの精神は好ましいと考えていますが、強く主張するだけでなく、もっと創造的により良い解決策を模索するべきだとも考えています。
材料
- 平茸:平茸はビタミンやミネラル、抗酸化物質が豊富に含まれています。さらには心臓の健康や血糖値コントロール、免疫機能、腸内細菌叢の改善などの効果が期待されています(参照)。これらは鶏肉にはない特徴です。
- ホエイプロテインパウダー:このレシピが超低糖質な理由は、衣になんとホエイプロテインパウダーを使っているからです。驚かれるかもしれませんが、ホエイプロテインパウダーは片栗粉やコーンスターチ以上にサクサクに仕上がる優秀な食材です。騙されたと思ってぜひ一度試してみてください。なおヴィーガン食にしたい場合は糖質は増えますが小麦粉と片栗粉に変えれば良いです。
- 卵:コーティングの材料に使います。ヴィーガン食にしたい場合は、無調整豆乳200ml+リンゴ酢1Tbspで代用できます。
- スパイス:塩、胡椒、ガーリックパウダー、オニオンパウダーはぜひ入れたいスパイスです。それ以外にパプリカパウダーやチリパウダーがあるとより良いです。ただしスパイスは意外と糖質が多いので使いすぎないようにすることも大事です。
- 揚げ油:おすすめはラードで、サラダ油は控えた方がいいです。詳しくは後述します。
作り方
STEP1
ひらたけを手でほぐします。4つに分けるとボリュームも食べやすさも良い感じになります。そのあと重石をして少し平たくしておくと出来上がりが良くなります。


STEP2
卵と牛乳(水でも可)を混ぜてバッター液を作る。


STEP3
パットを用意して、ホエイプロテインパウダー、塩胡椒、ガーリックパウダー、オニオンパウダー、パプリカパウダー(オプション)、チリパウダー(オプション)を加えて混ぜる。


STEP4
粉→卵液→粉→卵液の順番で衣づけをします。二重で衣をつけるのが、よりフライドチキンらしくするための秘訣です。


STEP5
150℃程度に熱した油で衣が黄金に色づくまでゆっくりと揚げる。


STEP6
盛り付けて完成。このままでも十分に美味しいですが、ホットマヨソースをディップとして添えるとより美味しくなります。ソースのレシピについては後述します。

レシピのコツ
・プロテインパウダーの選び方
ホエイプロテインにはWPCとWPIというものがあります。WPCはコンセントレート、WPIはアイソレートというものです。結論からお伝えするとおすすめはアイソレートです。
アイソレートの方が甘味料や添加物が抑えられているため糖質が少ないからです。少しの差ですが仕上がりのサクサク感も優れています。
ちなみに私が使っているのはMAD PROTEINというものです。
・揚げ油の選び方
揚げ油として最適なのは、酸度が0.8%以下の国産基準を満たした本物のEVオリーブオイルです。本物のEVオリーブオイルは煙点がとても高く酸化に強い上、風味が豊かでいてさっぱりと揚がります。ただし難点として価格が高いです。
そこでコスパ面でも健康面でも現実的なのがラードです。ラードも煙点が高く酸化に強い上に、さっぱりとした仕上がりになります。その上、価格も現実的です。私が使っているラードは丸和油脂の純正ラードです。
さらに低コストで試したいという方はせめて米油を使いましょう。なおダイエットやアンチエイジングの観点から言うと他のサラダ油は炎症性の成分が多すぎるためおすすめできません。
・油の最適な温度
一般的にフライドチキンは180℃ほどで揚げます。しかしプロテインパウダーを衣として使うこのレシピでは140-150℃でゆっくり揚げることをおすすめします。なぜならプロテインパウダーは小麦粉やコーンスターチと比べて若干焦げやすいからです。最初は調理用温度計を使って、油の温度を測りながら調理すると良いですよ。
・ノンフライヤーでの調理
衣がプロテインパウダーの場合は、ノンフライヤーでの調理は可能ではありますが、どうしても味は劣ります。油で揚げたときはボリューミーでふわふわサクサクな衣に仕上がるのですが、ノンフライヤーで調理したときは衣のボリュームは出ずに衣はカリカリした食感になります。ただ食感は好みなので一度試してみてください。
個人的には昔ながらの方法で揚げる方が好みの食感になりますが、ノンフライヤーの方が低カロリーに仕上がるので悩ましいところです。
レシピカード

無限フライドひらチキ
Ingredients
- 2 個 ひらたけ
卵液
- 2 個 卵
- 200 ml 牛乳 水でも可
衣
- 70 g ホエイプロテインパウダー アイソレート(WPI)を選ぶ
- 塩胡椒 適量
- ガーリックパウダー 適量
- オニオンパウダー 適量
- パプリカパウダー オプション
- チリパウダー(カイエンペッパー) オプション
- 揚げ油 深さ3cmほど
ディップソース
- 3 大さじ マヨネーズ
- 1 大さじ レモン汁
- 1 大さじ 牛乳 豆乳でも可
- 1/2 小さじ チリペッパー(カイエンペッパー)
- 1/2 小さじ パプリカパウダー
- 1/2 小さじ オレガノ
- 1/4 小さじ ガーリックパウダー
- 塩胡椒 適量
Instructions
- ひらたけ1つを手で4つに分ける(計8つ)
- ボウルに卵と牛乳(水)を混ぜる
- パットにプロテインパウダーと塩胡椒、スパイスを加えて混ぜる
- 粉→卵液→粉→卵液の順番でコーティングする。衣は必ず二度付けすること
- 140-150℃に熱した油でゆっくりと揚げる。これ以上の温度になると衣が焦げやすくなるので注意。調理用温度計を使うと温度管理が簡単。
Notes
- カロリー:74kcal
- タンパク質:9.5g
- 脂質:3.1g
- 糖質:1.8g
- 食物繊維:0.6g
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